カンジダは抗生物質で治療することが出来るって本当?

カンジダは抗生物質で治る?

カンジダは抗生物質で治る?

カンジダは様々な場所に存在する一般的な真菌、つまりカビの一種です。ですからどこで感染してもおかしくありません。

小さな生まれたばかりの赤ちゃんであればお口の中にカビがつく鵞口瘡と呼ばれる病気を引き起こしますし、未熟児であれば命に係わるような深刻な状態に陥ることもあります。

また、白血病の治療中など、免疫力の低下している人にとっても重篤な感染症となることがあります。女性ではよく見られるのが膣カンジダ症です。

膣の中にカンジダ感染が起きてしまう状態ですが、中には全く自覚症状がなく気づかれないまま放置されていることもあります。女性の妊娠中の検査でたまたま、膣に発見されることもあります。

では、このカンジダに対する治療はどうなっているのでしょうか。それは、抗生物質の使用が治療の基本となります。抗生物質といっても一般の病院でよく風邪などを引いた時に処方されるような抗生物質では効果は期待できません。

先ほど述べたように、カビに分類される病原体です。風邪をひいたり、中耳炎や泌尿器の感染症などの原因となる一般的な細菌とはもともとの病原体の構造が異なっているためです。ですから、真菌感染に効果のある抗生物質の使用が必要です。

カビに効果のあるお薬はカビの構造特有な物質の合成阻害をすることで殺菌効果を発揮します。カビには細胞壁が存在しており多くのこのカビに対するお薬はこのカビ特有の細胞壁の合成を阻害をするお薬です。

そして、その薬の種類もたくさんありますし、クリーム状な軟膏、あるいはローションのような塗り薬から膣坐剤、あるいは点滴のお薬まで非常に豊富です。

カンジダは体のあらゆる部分に感染しますが、じくじくするような場所で絆創膏や包帯などに覆われたところにはより感染しやすいため、皮膚の感染では外用薬が良く用いられます。

また女性の膣への感染では膣坐剤や外用薬が用いられます。治療の基本はこれらの抗生物質の使用になります。しかし、それだけで治療が順調に進むわけでもありません。

例えば膣感染では症状がない人もいますが、かなりかゆみが強くなってしまい、かきむしって皮膚が荒れてしまうこともあります。

そのような時にはその荒れた皮膚により感染が波及しやすくなってしまうため、炎症を抑えつつ、通気性を良くして患部を圧迫するガードルやスパッツの使用は避けるなど、患部を総合的に治していくことも重要です。

したがって、症状が強い頑固な感染を起こしている際には医師の診察を受けることも重要になってきます。